エリオット波動でバイナリーを攻略
エリオット波動とは
アメリカのテクニカルアナリスト・エリオットという人が、自身の生涯をかけて市場を観察し導き出した方法です。
これはダウ理論という市場での値動きを評価するための理論をベースに、更に実践的な方法として考案されています。
テクニカル分析の基本とも言われ、テクニカルの研究では非常に重要な考え方の一つです。
特徴
「上昇第1波」→ 「調整」 → 「上昇第2波」→ 「調整」 →「上昇第3波」の5つの波動を描いています。
それに対して、下降局面では「下降第1波」 → 「戻し」 → 「下降第2波」の3つの波動を描いていることがわかります。
イレギュラーパターン「フェイラー」
エリオット波動の理論において、通常は上昇第5波の最高値は上昇第3派よりも高くなります。
しかし、イレギュラーな現象として第5派の最高値が第3波の最高値を超えられずに下回ることがあります。
この現象は「フェイラー」と呼ばれ、トレンドの転換となる可能性が高い波形であるとされています。
エリオット波動のイレギュラーパターン「エクステンション」
もう一つのイレギュラーパターンとして、「エクステンション」と呼ばれるものがあります。
このパターンはトレンドの勢いが強い場合によく見られ、この時には上昇第5波または下降第3波を超えて、波動が描かれます。
まとめ
エリオット波動は上昇局面では「上昇第1波」→ 「調整」 → 「上昇第2波」→ 「調整」 →「上昇第3波」の5つの波動を描き、
下降局面では「下降第1波」 → 「戻し」 → 「下降第2波」の3つの波動描く。
例外として、“第5派の最高値が第3波の最高値を超えられずに下回る場合”・”上昇第5波または下降第3波を超えて、波動が描かれる場合”はトレンドの転換になる可能性が高い。